Deadline 5.1
Deadline 5.1.46114 リリースノート
- Deadline 5.1.46114
- 1.1 概要
- 1.2 新機能抜粋
- 1.2.1 新しいライセンスサーバー
- 1.2.2 Shotgunとの統合
- 1.2.3 ネイティブ(純正)のPythonサポート
- 1.2.4 1台のマシン上で複数のSlaveを実行
- 1.2.5 Slaveの安定性の改善
- 1.2.6 統計情報をデータベースに
- 1.2.7 Draft
- 1.2.8 3ds Maxのシーンステートに対応
- 1.2.9 After Effectsのクロスプラットフォーム対応を改善
- 1.2.10 Cinema 4Dのクロスプラットフォーム対応を改善
- 1.2.11 Maya用のRenderManエクスポートのジョブタイプ
- 1.2.12 Nuke用のバッチレンダリング モード
- 1.2.13 RealFlowのIDOC領域別でレンダリング可能
- 1.2.14 対応ソフトウェアの更新
- 1.3 全般の改善点
- 1.4 Installerの改善点
- 1.5 Launcherの改善点
- 1.6 Monitorの改善点
- 1.7 Slaveの改善点
- 1.8 Pulseの改善点
- 1.9 コマンドの改善点
- 1.10 Repository設定ウィザードの改善点
- 1.11 スクリーンセーバーの改善点
- 1.12 スクリプティングの改善点
- 1.13 イベント プラグインの改善点
- 1.14 プラグインの改善点
概要
このバージョンのDeadlineから、実用性とパフォーマンスを改善するいくつかの重要な新機能を搭載しており、バージョン5.0で追加した新機能を拡張しています。これらの機能には、Shotgunとの統合、ネイティブのPythonサポート、1台のマシンで複数のSlaveの実行、そしてDeadlineの統計情報をデータベースへ保存する機能が含まれます。
このバージョンを使用するには、新しいバージョン5.1のライセンスを取得する必要があります。またDeadline 5.1より、以前のfranticライセンスサーバーから変更された、新しいthinkboxライセンスサーバーを使用するようになりました。
新機能抜粋
新しいライセンスサーバー
Deadlineは、従来のfranticライセンスサーバーから変更された、新しいthinkboxライセンスサーバーを使用するようになりました。新しいライセンスサーバーを設定して、それにDeadlineを接続する過程は以前の方法と変わりませんが、新しいバージョン5.1のライセンスファイルを取得する必要があります。トラブルを回避する為に、アップグレードを行う前に、必ず新しいライセンスの導入を済ませて下さい。
thinkboxライセンスサーバーには自動の構成機能が組み込まれています。もし起動したSlaveがライセンスサーバーに接続できない場合、ネットワークに対してブロードキャスト発信を送ります。その際、もしthinkboxライセンスサーバーが稼働していれば、サーバーがブロードキャストに対してライセンスサーバーの設定を返信します。現在、この機能はIPv4のネットワークのみの対応となっていますので、ご注意下さい。IPv6を使用する場合は、Deadlineの自動構成機能を使ってライセンスを設定して下さい。
Shotgunとの統合
DeadlineとShotgunの統合によりレンダリングおよびレビューを行う為のシームレスなデータフローを可能にします。Deadlineがレンダリングを開始する時に、Shotgunの中で重要なメタデータを含むバージョンの履歴が自動で作成されます。レンダリングが完了すると、DeadlineはShotgunにサムネール画像、フレームへのファイルパス、レンダリングの統計情報、そして再生するためのURLを送信して情報を更新します。そしてShotgunは設定された連絡先に対して作業結果のURLを記載した通知を送ります。これによって制作スタジオのユーザーは、様々な環境で複数バージョンの閲覧や報告書を作成して、または視聴会議用に作業結果をプレイリストにまとめて、Shotgun Noteアプリケーションを使って素早くメモを取ることが出来ます。
ネイティブ(純正)のPythonサポート
Deadlineに純正のPython 2.6のインストーラが同梱されるようになりました。そして新たに組み込まれたPython.NETにより、Deadlineが純正のPythonスクリプトを実行して、CPythonのモジュールのロードが可能になりました。既存のIronPythonスクリプトは、Python.NETスクリプトに移行させることが可能で、制作スタジオ独自のカスタムPythonライブラリーを簡単に組み込むことができます。
1台のマシン上で複数のSlaveを実行
ユーザーが1台のマシン上で任意のSlave数を起動して構成することが可能になりました。各Slaveのインスタンスに独自の名前を付けて、プールとグループのリストを割り当てることにより、Slaveごとに個別のジョブを実行させることが出来ます。これで1台の高性能のマシンに複数の3Dジョブ、合成ジョブ、シミュレーションジョブを同時に処理することが可能になりました。
Slaveの安定性の改善
より多くのシステムライブラリーを使ってCPUとメモリの使用量などの情報を収集することにより、Slaveが立ち上げる外部のプロセス数を大幅に削減するようになりました。また、Slaveが使用可能なプロセス ハンドルが不足して、新しいプロセス(レンダリングのプロセスを含む)を立ち上げられない不具合を修正しました。
そしてLinuxとOSXにおいて、1台のSlaveがあるジョブの全タスクを占有して、それらのタスクにSlaveが割り当てられていないものを、レンダリング状態として処理を実行してしまう不具合も修正されました。Thinkbox社では、元々これはユーザー権限の問題と考えていましたが、原因はファイルシステムの問題でした。その対策として、別の方法でタスクを待ち状態からレンダリング中の状態に移行することにより、この問題が再発するのを防ぎます。
もう1つ既知の問題は、ネットワーク通信が一時的に中断された時、Slaveが自身のタスクが再割当(requeue)されたと判断し、別のタスクに移ることです。このことによりタスクがSlaveに受取られないままレンダリングから取り残されていました。このバージョンから、Slaveは自身が認識できるタスクの記述ファイルの個数を数えて、これをジョブのタスク数と比較します。もしタスク数が合わない場合、Slaveはネットワークの問題が発生して、全てのタスク記述ファイルが認識できないと判断します。これによって、今後このような問題が発生する頻度を大幅に減らすことが出来ます。
統計情報をデータベースに
オプションとして、ユーザーはDeadlineの統計情報を既存のPostgresデータベースに保存が可能になりました。これによって制作スタジオは自社のクエリを作成して必要な情報を収集することができます。Repositoryに保存されたDeadlineのあらゆる既存の情報をデータベースに取り込むことも出来ます。さらに、データベースがオフラインになった場合、Deadlineは統計情報をRepositoryに書き込むため、データベースが再び使用可能になると情報を取り込むことも可能です。
Draft
Draftは簡単な合成機能を提供するツールです。これはPythonスクリプトで使用するための機能を公開するためにPythonライブラリーとして実装しています。DraftはDeadlineと密接に統合するように設計されていますが、スタンドアロンのツールとしても利用できます。
DeadlineのDraftプラグインを使って、アーティストはレンダリングのジョブが終わった後に、レンダリングされたフレームに対して簡単な合成オペレーションを自動で行うことができます。また、フレームを別の画像形式に変換して、デイリーズ(日勤作業報告)用にQuicktimeを生成することも可能です。
Deadlineの年間保守契約に加入しているお客様にはDraftのライセンスが追加費用なしでご提供いたします。現在、Draftはまだベータ版のため、年間保守契約に加入されているお客様にはDraftのベータ版ライセンスをお申し込み頂けます。
Draftベータ版ライセンスお問い合わせ先はこちら
3ds Maxのシーンステートに対応
3ds Max 2012のSubscription Advantage Pack 1を使用している場合、それぞれのステートセットを個別のジョブとしてDeadlineに投入することができます。
After Effectsのクロスプラットフォーム対応を改善
プロジェクトを aepx プロジェクトファイルとして保存するように選択した場合、Deadlineは、ファイルの内容に対してファイルパスのマッピングを行います。これによって、全てのアセットのデータをプロジェクトファイルと同じフォルダに置かなくても異なるOS間でレンダリングすることができるようになります。
Cinema 4Dのクロスプラットフォーム対応を改善
Cinema 4D用の統合Python投入スクリプトはレンダリングの出力先をジョブ投入の記述ファイルに書き込むようになりました。これによってMonitorから出力したファイルを閲覧することができる上、異なるOS間でのレンダリング環境において、パス マッピング機能を使って出力先のパスを調整することも可能になりました。
また、統合Python投入スクリプトの新しい投入オプションにより、投入する前にシーンをエクスポートしておくことが可能になりました。これでDeadlineに投入する前に手動でエクスポートする必要がなくなったため、異なるOS間でのレンダリング環境では便利です。
Maya用のRenderManエクスポートのジョブタイプ
Mayaでは、Mayaシーンファイルからribファイルをエクスポートするジョブを投入することができるようになりました。さらに、エクスポートが終わった後にribファイルをレンダリングするように、エクスポートのジョブに依存するPRManのジョブを設定することもできます。
Nuke用のバッチレンダリング モード
新しいバッチモード(Batch Mode)オプションで、タスク間でNukeとNukeのファイルをメモリ上に保持するによって、レンダリングの際のオーバーヘッドを削減します。
RealFlowのIDOC領域別でレンダリング可能
RealFlowでは、シーンファイルにおけるIDOC領域を個別のDeadlineジョブに分割して、別々のマシンで同時にレンダリングすることができるようになりました。
対応ソフトウェアの更新
対応ソフトウェアに After Effects CS5.5、Cinema 4D 13、Lightwave 11、Naiad、PRMan、RealFlow 2012、Vue 10、そしてxNormal が新たに追加されました。
全般の改善点
- OSXまたはLinuxでは、libdgiplusライブラリーがMonoでロードできない場合、Mono、Slave、Launcher、そしてPulseは警告メッセージを表示してから、インターフェース無し(「nogui」モード)で実行するようになりました。
- レンダリング時間を計算するためにジョブのタスク記述ファイルの最後の書込み時間を設定する際にエラーが発生した場合、タスクはそのままレンダリングされるようになりました。以前は、タスクがレンダリング中の状態に入りますが、その後Slaveに割り当てられないようになっていました。
- WOL (Wake on LAN) パケットを発信するDeadlineアプリケーションは、システム内の全てのネットワーク インターフェースから信号を送るようになりました。(以前は、.NETが「最も適した」ネットワーク インターフェースを判断して選択していました)
- Linuxでは、DeadlineはCPUとメモリの情報を収集するのに、個別のプロセスを立ち上げる代わりに、procフォルダを使用するようになりました。
- イベント プラグインのログは、イベントを発生させたジョブと一緒に保存されるようになりました。以前は、エラーの報告のみ保存していました。
- 外部のデータベースを使ってDeadlineの統計情報が保存できるようになりました。これはMonitorのRepository Option画面で設定できます。
- SlaveがPulseに接続できない場合、Repositoryを直接スキャンすることを禁止するオプションが追加されました。
- DeadlineのPythonインストールにPythonの実行ファイルが同梱されるようになりました。
- Repository Options画面の設定項目がセクションに分けられて、検索したい設定が見つかり易くなりました。
- Repository Options画面のEメールSMTP(Email SMTP)設定をUI上で検証できるようになりました。
- リモート エラー報告機能は個別のメール設定の代わりに、EメールSMTP設定を使用するように簡易化されました。これによってThinkbox社にテストメールを送信する必要がなくなりました。
- ツールティップに対応するUI内のダイアログ画面の左下の隅に情報アイコンが追加されました。このアイコンの上でマウスのカーソルを留めると使用可能なツールティップが表示されます。
- ジョブ/タスクの障害検出はジョブごとにオーバーライドの設定ができるようになりました。
- 未処理のアプリケーション例外はそのスタックトレースをアプリケーション ログに書き込むようになりました。
- ジョブのタスク、使用制限の記述などのためにRepository内で空のテキストファイルを作成する時のパフォーマンスが改善しました。
- 自動アップグレード機能は、binディレクトリにおける、1階層以上深いフォルダ構造に対応するようになりました。
- 「バージョン」ファイルによるアップグレードシステムがPythonのフォルダにも適用できようになりました。
- リモート エラー報告機能は、例外のヘッダー情報の集約送信を行わなくなりました。以前は、あるアプリケーションが短時間で大量の未処理例外を投入した場合、例外が集約され、システムの一時ファイルのフォルダにあるログファイルが膨らんでしまっていた問題がありました。通常では、これらのヘッダーに記載された情報が重複しているため、削除することが合理的です。
- Repository Options画面のUser Securityセクションで、ユーザーがMonitorで他のユーザーのジョブを閲覧することに制限を掛けることが可能です。
- OSXでは、マウスのボタンをクリックした後、ツールティップがDeadlineアプリケーションの後ろに表示されてしまう問題が修正されました。
- ジョブが未確定 (Pending) 状態に入る時、その状態から開放時の新しいイベントが追加されました。これらのイベントの名称は上記の順に、「OnJobPended」と「OnJobReleased」です。
- WOL (Wake on LAN) 機能で起動させたいマシンのIPアドレスを把握しているため、WOLパケットはそのマシンに直接送信されるようになりました。これは既存のブロードキャスト通信を行った上で、さらに送信されます。
- 自動構成(Auto Configuration)では、Slaveのローカルデータのフォルダをオーバーライド変更し、フォルダの設定を空にした場合、Slaveはデフォルトのフォルダを使用するように元に戻ります。以前は、このフォルダの変更を元に戻す方法がありませんでした。
- 自動構成(Auto Configuration) 機能には、Slaveの絞り込み検索に対してホスト名の正規表現とIPアドレスの正規表現で検索できるようになりました。
- 電源管理(Power Management)では、アイドリング停止(Idle Shutdown)機能の一時停止(Suspend)オプションがより安定的に動作するようになりました。
- Repository Options画面にWake On Lan設定パネルが追加されました。これによってDeadlineがWOLパケットの送信に使用するポートを指定することが出来ます。
- Repository Options画面のPulse Settingsセクションに新しいタスク確認(Task Confirmation)オプションが追加されました。
- アーカイブされたジョブの一掃機能が正常に動作するようになりました。
- OSX Lionを正式に対応しました。
- 代替のジョブ補充情報ファイル(Alternate Job Auxiliary File)の使用への移行がより簡単になりました。以前は、Deadlineが既存のジョブのシーンファイルを代替の場所を探して見つからなかったため、既存ジョブが「破損」と誤認識していました。
- 代替のジョブ補充情報ファイル(Alternate Job Auxiliary File)機能におけるいくつかの不具合を修正しました。データのファイルパスをコピー(Copy Data File Path)など、一部のジョブの右クリック オプションが代替の場所を使用しなかったため修正されました。
- タイル集約機能(Tile Assembler)がOpenEXRの表示 ウインドウより小さいデータ ウインドウのexrファイルを扱えるようになりました。
Installerの改善点
- Windows版のクライアント インストーラはVC++の再頒布可能パッケージを強制的にインストールするようになりました (Draftに必要なため)。
- OSXでは、クライアント インストーラの処理後スクリプトからDeadlineにMonoのX11ドライバーを使用する構成にする必要がなくなりました。Deadlineはデフォルト設定としてMonoのX11ドライバーを使用します。
- Windows版のRepositoryインストーラは、ユーザー全員が読み書きアクセスが可能になるようにインストール先のフォルダのセキュリティ オプションを開放するようになりました。
- Linux版のクライアント インストーラは「slave」フォルダが存在しないことで失敗する現象が解消されました。
- OSX版のクライアント インストーラはMono 2.19.4またはそれ以降がインストールされていることでフリーズしていた現象が解消されました。
- OSX版のRepositoryインストーラはRepositoryをインストールした後、Repositoryの設定ウィザードを実行しないようになりました。これは、Mono 2.10.3とそれ以降における変更点によるものです。理由はまだ不明ですが、設定ウィザードをインストーラからX11アプリケーションとして実行することができなかったため、代わりにMonoのCarbonドライバーを使用することになりました。Mono 2.10.3とそれ以降では該当のCarbonドライバーが削除されたため、設定ウィザードが実行できなくなっていました。しかし、これらの設定はすべてMonitorから構成することができます。これについては、OSX版のRepositoryインストーラの最初の画面で説明が記載されています。
- Windows版のクライアント インストーラは、起動時にLauncherを起動する(Launch Launcher At Startup)オプションを無効に、またはサービスとしてインストールする場合、Launcherの自動起動に関するレジストリ エントリーを正確に削除するようになりました。
- 3種類のOSのクライアント インストーラは、起動時にLauncherを起動する(Launch Launcher At Startup)設定をシステムのdeadline.iniファイルおよび現在のユーザーのdeadline.iniファイルに書き込むようになりました。
- OSX版のクライアント インストーラはNullReferenceException例外で強制終了する現象が解消されました。
Launcherの改善点
- マシン上のSlaveインスタンスの追加と削除を行うメニューが追加されました。
- 1台以上のSlaveが構成されている場合、「Launch Slave At Startup」( 起動時に Slaveを起動する)メニューのテキストが変更されます。
- LauncherはDeadlineアプリケーションを起動する度に自己のログに情報を書き込みます。
- ローカル内のDeadline binフォルダへのシンボリックリンクにより、自動アップグレード機能が失敗する現象が解消されました。
- Windowsでは、マシンが一時停止(Suspended)状態になる時に、Launcherは自己の待ち受けをするソケットを閉じ、そしてマシンが再開する時にソケットを再開します。
- Windowsでは、一時停止(Suspended)状態のマシンが再開した時に、「Launch Slave At Startup」( 起動時にSlaveを起動する)オプションが有効の場合、LauncherはSlaveを起動しようとします。
Monitorの改善点
- 台数制限(Limits)を0に設定した場合、その制限項目の上限に達したことを示す赤いハイライトの表示がなくなりました。
- あるタスクをDeadlineがバックグラウンドで状態を素早く切り替える際に、完了(Complete)、失敗(Failed)、再度順番待ち(Requeue)の状態に設定する操作がより安定して行えるようになりました。以前のように、「タスク状態が変わりました」というエラーを表示する代わりに、Deadlineはタスクの現在の状態を調べてから設定した状態に切り替えます。
- SlaveのツールバーにSlaveへのpingの送信を可能または不可能にするオプションが追加されました。また、選択されたSlave群にpingを送信する右クリックのオプションも追加されました。
- 新しいコラムが見えるように追加する時、右にスクロールすれば新しいコラムが見えるように横のスクロールバーが調整されます。以前は、スクロールバーを少し調整しないと新しいコラムをスクロールできませんでした。
- Slaveにpingを送信するオプションはユーザー権限(User Permissions)画面で設定できるようになりました。これは一般ユーザーでは無効になっています。
- Repository Options画面が各項目のセクションに分けられました。
- サテライト モード(Satellite Mode)での起動時間が改善されました。一部の冗長性Repositoryの確認処理が削除され、Monitorスクリプトがロードされなくなりました。これらはMonitorが起動した後にToolsメニューからロードできます。
- OSXでは、メニューの上にマウスのカーソルを留めると、ステータスバーにそのメニューの説明が表示されます。
- Slave使用状況フィルター(Slave Availability Filter)が有効な時に個別のSlaveを更新した際、リストからSlaveが消える現象が解消されました。
- Slaveにpingを送信する(Ping Slave)機能が無効な時に、その機能の切り替えボタンも無効になります。
- 統計情報(Stats)ビューアにおけるいくつかの不具合を修正しました。
- Slaveリストで特定マシンの全てのSlaveインスタンスを起動するリモート コントロールのオプションが追加されました。
- SlaveリストからSlaveインスタンスを削除するリモート コントロールオプションが追加されました。
- Slaveが使用するコア数は指定するCPU数で設定できるようになりました。
- SlaveリストにおけるGHzの表記は同一マシン上の複数のSlaveを考慮するようになりました。
- テーマ エディター内の現在のテーマ(Current Theme)セクションの付近にグループボックスを設置しました。
- ジョブ スケジュールの変更(Modify Job Scheduling)設定の日付選択コントロールのサイズが正しく調整できるようになりました。
- 複数ジョブのフレームごとのタスク数(Tasks Per Frame)を変更せずにフレームリスト(Frame List)が変更でき、その逆もできるようになりました。
- ジョブとタスクのリストをスプレッドシートにドラッグ&ドロップできるようになりました。この操作は、その他のリストでは既に希望通りに動作します。
- 組込み投入スクリプト設定(Integrated Submisison Script setup)画面のヘルプファイルボタンが、適切なオンライン ドキュメントにリンクするようにしました。
- After Effects CS5.5、Cinema 4D 13、RealFlow 2012のオプションが、組込み投入スクリプト設定(Integrated Submisison Script setup)画面に追加されました。
- ジョブリストと統計情報(Statistics)タブの経過時間(Elapsed Time)項目が時計時間(Clock Time)に変更されました。また、統計情報( Statistics)リスト情報の意味を説明するツールティップが追加されました。
- 見つからない出力ファイルを検索するオプションが複数のジョブに対して同時に実行できるようになりました。
- リモートで実行するコマンドが実行しながらstdoutを処理するようになりました。これでrobocopyのようなアプリケーションがデッドロックすることを防ぎます。
- レイアウトの切り替えが少し速くなり、コラムが「抜ける」現象が解消されました。
- 不正確なジョブXMLファイルでMonitorが強制終了する現象が解消されました。
- Slave設定画面で、Slaveに「none」のプールまたはグループからジョブを取得しないように設定が可能になりました。
- 統計情報はTSV(タイル区切り)ファイルに保存できるようになりました。
- LinuxとMacでレンダリングする時に、システムリソース(CPUとメモリ使用量)を無効にするRepositoryオプションが追加されました。
- Slaveリストのタスクリストからタスクを探す(Find Task In Task List)機能がOSXとLinuxで正常に動作するようになりました。
Slaveの改善点
- SlaveのUIログをマウスのホイールでスクロールする時に、別の場所に飛んでしまう現象が解消されました。
- マシンのIPアドレスを取得する際に、Slaveは最初に見つかった非ループバック アドレスを使用します。
- Slaveがシャットダウンではなく、一時停止(Suspended)になった場合、Monitor内で自己のステータス メッセージを適切に設定するようになりました。
- 同一のマシン上で複数のSlaveを実行可能になりました。
- ストール状態のSlave判定時間(Stalled Slave Delay)の最小値が1分から5分に上がりました (それ以上短くすると誤判定する可能性が高くなります)。
- 複数のSlaveが稼働している時、あるSlaveに実行中のタスクを終了させた後、マシンをシャットダウンもしくは再起動するように指示した場合、シャットダウンまたは再起動は、他のSlaveの実行中のタスクが終了してから実行されます。これはSlaveのアップグレードが必要な時に再起動を指示した際に同じことが起こります。
- OSXでは、より多くのシステムライブラリーを使ってCPUとメモリ使用量のような情報を収集することにより、Slaveが立ち上げる外部プロセスの数を大幅に削減するようになりました。
- OSXとLinuxでは、システム情報の収集に使用した外部プロセスの終了が予想以上に時間が掛かる場合、Slaveがそれを適切に終了させるようになりました。以前は、Slaveがそのようなプロセスを終了せずに処理を進めたため、負荷が重い場合、Slaveが数百本のプロセス ハンドルを蓄積することがありました。この問題が修正されました。
- OSXとLinuxでは、1台のSlaveがあるジョブの全タスクを占有して、それらのタスクにSlaveが割り当てられていないレンダリング状態に置かれてしまう不具合も修正されました。
- Slaveは5秒ごとに1回システムのCPU/メモリ使用量を調べるようになりました。以前は1秒ごとに10回の割合で行っていたため、多すぎました。
- Slaveのタスクが再度順番待ち(Requeue)となったかの判断基準を改善しました。既知のタスク数を使って、ジョブの全タスクが認識できるかを判断します。できなければ、ネットワークに問題があり、実行中のタスクが実際は再度順番待ちになっていないと認識します。
- 1台のマシン上で同じ名前が付いた2個以上のSlaveを同時に起動出来なくなりました。これは、そのようなSlave群が同じ時に起動するために実施した制限です。以前は、この不具合はシステムに複数の起動コマンドを送信し、それぞれのコマンドで同じSlaveを起動させてしまうことにより、電源管理(Power Management)機能に影響が出ていました。
- Slaveが破損したジョブ キャッシュを除去した時に発生するArgumentOutOfRangeExceptionエラーが修正されました。
- タスクをキャンセルした時に発生するNullReferenceExceptionエラーが修正されました。
- LinuxでのCPU使用量が正確に報告されるようになりました。
- システムのdeadline.iniにMultipleSlavesEnabled=Falseを追加することにより、1台のマシン上で複数のSlaveを実行させる機能を無効にすることが出来ます。
- レポートが破損状態になることを防ぐため、ASCIIコントロールコードがレンダリングログから排除されるようになりました。
- SlaveがWindowsオペレーティングシステムの種類を報告する性能が改善されました。
- 全てのプロセス ハンドルは、フレームワークに一掃させる代わりに、明示的に処理されるようになりました。
- OSXでは、フォーマット例外(Format Exception)によりSlaveが子プロセスを取得できないとというメッセージを表示する現象が解消されました。
- ジョブの実行前(pre job)/ジョブの実行後(post job)スクリプトを実行する時に発生する “Scope ‘ScriptPluginScope0’ does not exist” エラーが修正されました。
- OSXとLinuxでは、Slaveはレンダリング プロセスのプロセス優先度が設定されないようになりました。これはプロセス リークの問題の主要原因となっていました。
- OSXでCPU速度が正確に収集されるようになりました。以前は、速度の収集に整数の値が使用されていたため、2.3 GHz以上のCPUを正確に収集することが出来ませんでした。
- OSXでは、システムライブラリーを使ってレンダリング処理のプロセスツリーを管理するようになりました。以前は、「ps」コマンドを使用していました。
- 複数の中断可能なジョブにそれぞれ僅かなタスクしか残っていない時にSlaveを奪い合わなくなりました。
- Linuxマシンでは使用するCPU数を64個に設定することが可能になりました。
- Windowsマシンでは使用するCPU数を64個に設定することでより安定します。以前は、これは完全には動作しませんでした。バージョン5.1より、Deadlineは最初の64個のCPUが制御可能になりました。それ以外のCPUはDeadlineが制御できないため空き状態になります。
Pulseの改善点
- Pulseが最初にnetworkSettings.xmlを読み込む時に発生したNullReferenceExceptionエラーが修正されました。
- ウェブサービスの処理スレッドが無効なコマンドを受け取ると強制終了する不具合が修正されました。
- 台数制限(Limits)を排除するプロセスは特異な制限の設定を読み込めない時に強制終了する不具合が修正されました。
- 完了後アーカイブする(Archive on Complete)と設定したジョブは自動ジョブ クリーンアップ機能でクリーンアップできるようになりました。以前は、アーカイブされた古いジョブは間違って無視されていました。
- ジョブのinfoファイルにおけるNetworkRoot設定はDropジョブに無視するようになりました。これによってDropジョブが確実に属するRepositoryに投入されるようになりました。
- 起動コマンド(Startup Commando)オプションが選択されたものの、コマンド自体が空白の場合に発生していたエラーが修正されました。
コマンドの改善点
- SetSlaveSettingとSetJobSettingコマンドはより多くの設定を適用可能になりました。
- ジョブの投入時にOSの地域設定に小数点表記がピリオッドではなくカンマに設定された場合に発生したFormatExceptionエラーが修正されました。
- SubmitDropJobコマンドが正常に動作するようになりました。以前は、このコマンドは「SubmitDropJobという投入ファイルが見つからない」と報告して動作しませんでした。
- DeadlineコマンドがPulseに接続できない場合、投入結果からエラーメッセージが表示される現象が解消されました。このような表示から投入が実際は失敗していなくても失敗したようになっていました。
- レジストリキーの値を削除するためのコマンド RemoveRegistryKeyValue が追加されました。
- SubmitMultipleJobsコマンドに -dependent フラグを使用すると新たに投入されたジョブが既存のジョブ依存リストを上書きせず、その後に追加されるようになりました。
- SubmitCommandLineJob コマンドに -startupdirectory オプションが追加されました。
- ジョブが投入される際にIOエラーが発生した場合、Repositoryの一時ファイル フォルダからジョブのフォルダに移動する処理を数回試すようになりました。
Repository設定ウィザードの改善点
- 基本設定(Basic)または詳細設定(Advanced)を選ぶオプションが追加されました。基本設定の場合、ネットワーク共有の設定(Windowsのみ)、クライアントの設定(自動アップグレードとリモート管理)のみとなります。詳細設定の場合、すべての設定を一通り確認することができます。
- Repository Options画面は設定の種類によって各セクションに分割されました。
- ネットワーク共有のユーザー権限はすべてのユーザー(Everyone)が読み/書き権限を持つように自動で構成されるようになりました(Windowsのみ)。
スクリーンセーバーの改善点
- 複数のスクリーンでディスプレイでスクリーンを構成する場合、OSXのスクリーンセーバーから1つのSlaveのみ起動するようになりました。
- スクリーンセーバーが終了した時にDeadline Slaveを停止するスクリーンセーバーのオプションが追加されました。また、これが初期設定です。
スクリプティングの改善点
- タスク実行前(Pre-task)とタスク実行後(Post-task)のスクリプトがグローバルのGetCurrentTaskId()機能を使ってレンダリング中のタスクIDを取得できるようになりました。
- すべてのグローバルのDeadline関数に相当するUtils.*関数、または特定クラス用のメンバー関数が追加されました。
- ジョブスクリプトのLinuxでの実行を妨げるスペルミスが修正されました。
- ScriptDialogを表示するモーダル オプションが再び動作するようになりました。
- IronPythonが2.6.2にアップグレードされました。
- IronPythonはその検索パスに同梱されたPythonのlibフォルダを追加するようになりました。
- コマンドラインからスクリプトを実行する時に、非モーダルのScriptDialogがすぐに消える現象が解消されました。
- Deadline Commandから実行された時にRepositoryUtilsのGetJobsとGetArchived関数が空のリストを返す現象が解消されました。
- 補助投入ファイルの名前を取得するために「JobAuxiliarySubmissionFileNames」というジョブのプロパティが追加されました。
- マシンのCPU数を取得するために SystemUtils.GetCpuCount() 関数が追加されました。
- PathUtilsクラスにIsDriveMappedとGetMappedDriveNetworkPath関数が追加されました。
イベント プラグインの改善点
Shotgunの改善点
- Shotgunとの統合は初期状態から対応するようになり、Deadlineのほとんどの投入スクリプトに組み込まれました。
- ShotgunのバージョンはジョブがDeadlineに投入される時に自動で作成可能です。
Draftの改善点
- Draftはメイン ジョブが終了する時にレンダリングされた画像からムービーを作成できます。
- Pythonテンプレートを作成してレンダリングされたムービー形式を制御可能です。
プラグインの改善点
3ds Maxの改善点
- レンダリング要素をレンダリングする時に、1つのTile Assemblerジョブを合わせて投入すれば、このジョブでメイン画像とレンダリング要素の画像をまとめることができます。
- FumeFXのリタイミングのポップアップ画面が適切に無視されるようになりました。
- 3dsmax.optionsファイルにおけるvray_system_raycaster_memLimitの最低値が正しく設定されました。
- VRayの「Render history note」ポップアップ画面のポップアップ処理が追加されました。
- カスタムのplugin.iniファイルでレンダリングする時に、ユーザープロフィールのplugin.iniファイルがロードされなくなりました。
- SMTDスクリプトにユーザーがvrayの前処理計算を行っているかを検出して、それに合わせてSMTDの設定を調整する異常検出チェック(sanity check)が追加されました。
- VRay分散レンダリングのジョブを投入した時に、ワークステーション モードが有効でない場合、SMTDに警告を表示させる異常検出チェックが追加されました。
- SMTDスクリプトの SMTDSettingsにExtraInfoプロパティが追加されました。
- SMTDにvray、mentalrayなどのレンダラーの強制再起動を無効にするオプションが追加されました。
- ジョブ投入後にMonitorから変更できるmental rayプロパティが更新されました。
- SMTDに同時進行タスク(concurrent task)オプションが追加されました。
- customize.ms スクリプトはシーンファイルをロードした直後に実行するようになりました。以前は、このスクリプトが実行される前にDeadlineがリージョンレンダリングなどの設定を受け渡しており、実際のフレーム解像度がcustomize.ms によって設定されていたため問題の原因になっていました。
- Backburner 2012.1をインストールした状態で3dsmax 2012のレンダリングが可能であることが確認できました。
- VRayのVFB設定はジョブ投入後にMonitorから変更可能になりました。
- iRayのVFB設定はジョブ投入後にMonitorから変更可能になりました。
- Pencilプラグインの進捗状況画面のポップアップ処理が追加されました。
- 新しいシーンステーツ機能に対応しました。
- レンダリング中にシーンファイルの保存場所を選択するための3dsmax特有のオプションが追加されました。
- SMTDにツールティップが追加され、レイアウトが少し調整されました。
- SMTDのSlave Infoボタンを押す時に強制終了する問題が修正されました。
- タイル ギズモにXとYのタイル値を入力する時に正しく更新するようになりました。
- SMTDのSanity Checker(異常検出)画面のサイズが調整できるようになりました。
- Sanity Checker(異常検出)画面の位置とサイズがセッション間で保存して再現させることができるようになりました。
- SMTDの3つのEdit Logボタンにエクスプローラでログのフォルダを開く右クリック機能が追加されました。
- SMTDでは、VRayフレームバッファーでレンダリングする時に、タイル方式結合のジョブはレンダリング要素を結合しなくなりました。
- SMTDでは、タイル方式結合のジョブのマシン制限がなくなりました。
After Effectsの改善点
- 組込みの投入スクリプトのレイアウト構成が見直され、ツールティップが追加されました。
- エフェクトの参照先が見つからないエラーを無視する投入オプションが追加されました。
- 代替のパス構成ファイル(MXP)をロードまたはマージするためのオプションが追加されました。
- DBXエラーをキャッチするためのポップアップが追加されました。
- 文字列(string)の設定(例えば、カメラ名、出力パス、その他)がログに表示される際に引用符で区切られるようになりました。
- After Effects CS5.5に対応しました (これでCS5とCS5.5が同じレンダーファーム上でレンダリング可能になりました)。
- 優先度(Priority)、マシン制限(Machine Limit)などの設定はジョブが投入される前に正しく整数に変換されるようになりました。
- OSXで組込みの投入スクリプト画面のテキストが正しく表示されるように、画面の横幅を広く調整しました。
- AEプロジェクトをaepxファイルとして保存した場合(ファイルがXML形式のため)、Deadlineがそのファイルのコンテンツに対してパスマッピングを行えるようになりました。
- レンダーログからASCIIコントロールコードを取り除くことで、AEのレンダーログが破損する現象が解消されました。
- Wacomタブレット用のポップアップ処理が新たに追加されました。
- deadlinecommandからstderr出力へ投入スクリプトの対応が改善されました。
- Monitorの投入スクリプトからaepxファイルの選択が可能になりました。
Blenderの改善点
- Monitorの投入スクリプトのシーンを投入する(scene submission)オプションが常駐項目になりました。
Cinema 4Dの改善点
- Cinema 4D 13に対応しました。
- 組込み投入スクリプトを使ってジョブを投入する際にプールとグループが入れ替わる現象が解消されました。
- 組込みのPython投入スクリプトが出力パスをジョブ投入ファイルに書き込むようになりました。これによってMonitorから出力ファイルを閲覧することができる上、複数のOS環境でのレンダリングにパスマッピングが適用できます。
- 組込みのPython投入スクリプトが解像度の値をジョブ投入ファイルに書き込まれるようになりました。
- 組込み投入スクリプトに投入前にシーンをエクスポートするオプションが追加されました。これによってDeadlineに投入する前に手動でエクスポートする必要がなくなりましたので、複数のOS環境に最適です。
- C4Dにフレームをローカルのマシンにレンダリングさせるローカル レンダリン(Local Rendering)オプションが追加されました。フレームはレンダリングが完了した後、最終の保存先にコピーされます。
- Deadlineは、C4D 13がレンダリングに失敗した時に表示される新しい「Error rendering project」エラーを受け取るようになりました。
- 組込みの投入スクリプトにおけるフレーム範囲の初期設定はシーン全体のフレーム範囲ではなく、Cinema 4Dのレンダリング設定から取得するようになりました。
DJVの改善点
- LinuxではDJVの対応が正確に動作するようになりました。
Fusionの改善点
- コマンドライン モードが無効の時に組込み投入スクリプトのIUP版がFusionCmdプラグインに投入する現象が解消されました(以前は、間違ったブーリアン チェックによってこの現象が発生しました)
- レンダリング中にコンソール画面が表示されるようになったため、ConsoleSlave.exeを使用時にDeadlineにFusionのstdout出力を取得させることが可能になりました。
Houdiniの改善点
- Linux版において組込み投入スクリプトが失敗する現象を解消しました。
Job Transferの改善点
- 転送通知のEメールに宛先のEメールアドレスがなければ送信されなくなりました。
Lightwaveの改善点
- OSXで、組込み投入スクリプトがLightwave 10で強制終了する現象が解消されました。
- ユーザーの出力パスに拡張子が指定されていない場合、組込み投入スクリプトが警告を表示します。
Maxwellの改善点
- インタラクティブ ライセンス(Interactive License)オプションがSlaveマシンのホスト名ではなく、実際のSlave名によって使用ライセンスの種類を判断するようになりました。これによってSlave名とマシン名が一致しなくてもこの機能が動作します。
- 既存のMXIファイルから再開する操作が改善されました(新しい -trytoresume コマンドライン引数を使用)。
- 協調(cooperative)ジョブをレンダリングする時に、組合せ(merge)ジョブは個別のジョブになりました。協調ジョブの再開に対応することが出来ました。
- 単一フレームのジョブを投入する時、Deadlineに受け渡す出力ファイル名のパディングがなくなりました。
- 投入スクリプトの単一フレーム(single frame)が常駐項目になりました。
- 入力のmxsファイルを選択する時に、投入スクリプトはこのファイルがシーケンスの一部か、また独立したファイルかを検出して、単一フレームのオプションとフレーム リストを適切に設定します。
- ファイルパスのパス区切り文字は、ジョブが実行されるオペレーティングシステムによって設定されるようになりました。
- MSXファイルが開かない時のエラーが無視されなくなりました。
Mayaの改善点
- 各レイヤーを個別のジョブとして投入する時に、レイヤー設定を書き換えなければ、投入スクリプトのフレームリストが無効になります。
- 各レイヤーを個別のジョブとして投入する時に、レイヤー設定を書き換える際、フレーム範囲の初期設定はレイヤーごとのフレーム範囲ではなく、投入スクリプトから取得されるよになりました。
- 異なるジョブタイプ(maya render、mental ray export、vray export、renderman export)の投入において、これまでのジョブタイプのタブを選択して投入する操作が改善するように、組込みの投入スクリプトのレイアウト構成が見直されました。代わりに、タイプの選択は1つのジョブタイプ(Job Type)プルダウンに集約され、それ以下のロールアウトは選択されたジョブタイプによって更新される仕組みになりました。
- 投入スクリプトのUse MayaBatchオプションの初期設定値がオンになりました。
- Maya用に新しいRenderman出力ジョブタイプが追加されました。
- アニメーションではないジョブを投入する時に、組込みの投入スクリプトはフレーム範囲を現在のフレームに設定するようになりました。
modoの改善点
- シーンファイルはmodoがロードし終わった後にロードされます。これによって、通常シーンファイルをコマンドライン引数としてmodoに渡す際、modoから排除されるシーンのロードエラーを受け取ることを促します。
- modoプラグインは複数フレームをまとめたチャンク タスクに対して、フレームごとに個別のコマンドを発信しなくなりました。その代わりに、modoにあるフレーム範囲をレンダリングする1つのコマンドを発信します。これによってDeadlineがmodoのウォークスルー モードのような機能に対応しました。
- フレームごとに個別のコマンドを発信しなくなったため、レンダリングの進捗状況はmodoのstdout出力によって判定されます。
- 一部の画像形式のタイルから最終画像に結合する操作が正しく動作するようになりました。以前は、最後のタイルのみ最終画像に反映していました。
Naiadの改善点
- DeadlineがNaiadに対応しました。
Nukeの改善点
- バッチモード(Batch Mode)でレンダリングするオプションが追加されました。このモードからタスク間でNukeとNukeファイルをメモリに保持することによってレンダリング時のオーバーヘッドを削減します。
- 組込み投入スクリプトを使ってジョブを投入する時に進捗情報が追加されました。
- それぞれのWriteノードを個別のジョブとして投入するオプションがグループ内に入っているWriteノードに対応するようになりました。
- OFXキャッシュを準備している間にエラーが発生したことによりジョブがレンダリングできなくなる現象が解消されました。
- インタラクティブ ライセンス(Interactive License)オプションがSlaveマシンのホスト名ではなく、実際のSlave名によって使用ライセンスの種類を判断するようになりました。これによってSlave名とマシン名が一致しなくてもこの機能が動作します。
- Nukeのエラーが発生しても継続(Continue On Error)オプションを利用する投入オプションが追加されました。
- それぞれのWriteノードを個別のジョブとして投入する時に、Writeノードごとのフレームリストを書き換えるオプションが追加されました。
- 初期設定のタスクごとのフレーム数(Frames Per Task)が10になりました。
- 組込み投入スクリプトの縦スクロールバーを無くすために少し高くなりました。
- 組込み投入スクリプトはWriteノードの出力パスに拡張子があることを確認するようになりました。
- Nuke 6のマイナーバージョン(Nuke 6.x)に対応しました。
- もしジョブが未対応のNukeのマイナーバージョンから投入された場合、Nukeプラグインは自動で「*.0」バージョンを選択します。例えば、現時点で対応していないNuke 6.5からジョブが投入された場合、Nukeプラグインは6.0のレンダリング実行プログラムを使用して、適切な警告を表示します。
- Monitorの投入スクリプトでは優先度(Priority)設定が常駐項目になりました。
- OFXキャッシュの準備処理はPlugin Configuration画面で無効にできるようになりました。
- OSXとLinuxでは、OFXキャッシュの準備に使用したプロセスが適切に除去されるようになりました。
- 組込み投入スクリプトで全体(Global)、入力ノード(Input)、またはカスタム(Custom)のフレーム範囲を選択可能になりました。
PRManの改善点
- Deadlineに個別のPRManプラグインとそのMonitor投入スクリプトが追加されました。PRManプラグインはMaya用の新しいRenderman出力ジョブタイプとして使用できます。
- このプラグインは、複数のribファイルがフレーム別のフォルダに保存されるフレーム別のフォルダ構造に対応しています。
Quicktimeの改善点
- QuicktimeのジョブはQT設定ファイルがジョブと一緒に投入されていない時に分かりやすいエラーを出力するようになりました。
- Quicktimeの投入スクリプトがQT設定を作成する時にdeadlinequicktimegeneratorの絶対パスを使用するようになりました。
RealFlowの改善点
- RealFlow 2012に対応しました。
- シーンファイル内のIDOC群をそれぞれのDeadlineジョブに分割して、複数台のマシン上で同時にレンダリングすることが可能です。
REDLineの改善点
- REDAlertプラグインがREDLineプラグインに改名されました。
- REDLineプラグインはredlineコマンドライン ツールを使ってRedcine-X (そして以前のREDAlert)で作成されたファイルをレンダリングします。
- redlineコマンドライン ツールはWindowsで使用可能となりましたので、プラグインにコマンドのWindows版の初期設定パスが含まれるように更新しました。
- 32-bitまたは64-bitを強制的に使用するオプションが追加されました。
- 一部の投入に関するプルダウン オプションが古くなったため更新しました。
Rhinoの改善点
- VRay License Server のポップアップ画面が適切に処理されるようになりました。
- プラグインはRhinoを起動する前にシーンファイルが存在するかを確認するようになりました。これは、Rhinoがシーンファイルが見つけられない場合、エラーを出さずに空のシーンをレンダリングしてしまうための処置です。
RVIOの改善点
- 既存のジョブ出力ファイルからRVIOのジョブを構成するジョブスクリプトが追加されました。
Softimageの改善点
- 台数制限(Limits)または依存性(Dependency)の選択を解除する時に、キャンセルのメッセージがテキストフィールドに表示する現象が解消されました。
- 投入スクリプトがスクリプトのロード中およびジョブの投入中にプログレスバー(進行状況)が表示するようになりました。
- SoftimageがThinkbox社の投入スクリプトをPythonではなくVBScriptとして処理しないように回避処理が実装されました。
- パスごとに別々のジョブとして投入する時、パスごとのフレーム範囲の代わりに投入スクリプトのフレーム範囲を使用するオプションが追加されました。
- Monitorの投入スクリプトにバージョン2012が追加されました。
Vueの改善点
- Vue 10 に対応しました。
xNormal Improvements
- xNormal に対応しました。