XMesh
XMesh 製品概要
XMesh™は、Thinkbox Software社が提供する、使用実績のあるジオメトリキャッシングシステムです。
ライセンスについて
1 ワークステーション/レンダー XMesh Saver ライセンス (フローティングライセンス)
* XMesh Saver ライセンスは 3ds Max および Maya で共通です。
* XMesh Loader は無償となっており、ライセンスは必要ありません。
* Nukeでは、 XMesh Loader のみご使用いただけます。
システム条件
- 3ds Max
3ds Max バージョン 2017~2020 (各64bit のみ) - Maya
対応OS: Windows, Linux, OSX
Maya バージョン 2016~2019 (各64bit のみ) - Nuke
対応OS: Windows, Linux, OSX
Nuke バージョン 7.0, 8.0, 9.0, 10.0
XMESHのジオメトリー キャッシングシステムの概要(ビデオ)
こちらのビデオは英語で紹介されておりますが、こちらのブログにて日本語の対訳を掲載しておりますので、ビデオと併せてご覧頂くことでよりご参考になるかと思います。
>> ビデオ内容の日本語対訳はこちら(ブログ)
XMeshとは
XMeshは、アニメーション付きシーンジオメトリを外部のファイルシーケンスにキャッシュして、このキャッシュデータを後のレンダリングで読み込むためのツールセットです。
XMesh MXとは
XMesh MXは、3ds Maxで実行可能なXMeshツールセットです。XMesh MXには商用版Saverプラグイン(XMesh Saver MX)および無償のLoaderプラグイン(XMesh Loader MX)の2種類を提供しています。XMesh Saver MXは、シーンの処理やXMeshファイルを保存する際にMAXScriptインタフェースを表示します。無償のXMesh Loader MXは読み込み処理を実行します。XMesh SaverのユーザーインタフェースはMAXScriptを使用して組み込まれたものであり、カスタム キャッシングソリューションのリファレンス又は使用開始時の参考として利用できます。
新製品なのに使用実績があるのですか?
はい。XMesh MXの元になるコードは以前から開発していて、2006年の初頭からVFX制作で頻繁に使用しています。即ち、2012年の正式リリースの前に、6年以上の評価期間がありました。
XMeshは他の3Dアプリケーションでサポートしますか?
現バージョンでは、3ds Max用のLoaderおよびSaverしか付属しておりません。しかしながら、MayaやSoftimageに組込むための開発はベータ版の評価段階に 入っています。XMesh MXのユーザーは、これらのXMesh クロスアプリケーション版のベータテストへの参加が可能です。他のアプリケーションでも、使用をご検討の場合は、是非ご参加下さい。
XMeshを使用する利点として
XMesh MXは、ポイント キャッシュ モディファイヤに対する次の利点があります。
- 変化するトポロジー(位相)に対応
- 頂点リスト以外の変化/変動メッシュのデータチャンネルに対応。即ち、スムージング グループ、マテリアル IDの割り当て、全マップチャンネル(100個)などを含む全てのメッシュの定義を保存して、再度読み込むことができます。
- 内蔵の圧縮機構による、より少ないディスク使用容量
- フレーム間で変更のないデータに対して効率的にデータの参照を行います。
- 読み取り可能なXMLヘッダファイルには、バウンディング ボックスやスケールまたは任意のメタデータのような追加情報を内含することができます。
XMesh MXは、他のメッシュ キャッシングのソリューションに対する次の利点があります。
- あらかじめ計算したVeocity(速度)チャンネルに対応する上、ロード時の補間モードが多数搭載されています。
- Thinking Particlesの速度情報をダイレクトに取得できます。
- 複数のオブジェクトをワールド空間で1つのオブジェクトとして、またはワールド空間(又はオブジェクト空間)で複数のシーケンスとして保存するオプションがあります。
- 全てのマップチャンネル(100個)をサポート
- 最適化機能を搭載した代替え(プロクシ)シーケンスの保存機能、およびビューポート表示用にプロクシの読み込みをサポート。
- バウンディング ボックスや頂点数の割合、フェイス数の割合により簡素化したビューポート表示モード
- Deadlineレンダリング管理ソフトによる、単一シーケンスの連続処理および並列処理をダイレクトにサポート
- フレーム毎に複数のファイルを使用したデータ格納形式により、データチャンネルを直接参照することができる上、TDによる深層データへのアクセス用にXMesh XMLヘッダファイルのマニュアル編集も可能です。
XMesh MXは、Alembicに対する次の利点があります。
- XMeshは、3ds Max上で実際に利用でき、これは独自のI/Oツールで開発するためのライブラリ セットとは違い、完全な商用ソリューションとなっています。
XMESH ユーザーインターフェース(画像) ※クリックすると拡大します。
ライセンス形式
1 ワークステーション/レンダー XMesh Saver ライセンス*
(フローティングライセンス)
*XMesh Loaderは無償となっており、ライセンスは必要ありません。