Deadline
パワフルで使いやすいレンダリング管理システムであるDeadline 10が、すべてのお客様にご使用いただけるようになりました。Deadline 10は、オンプレミスまたはクラウドベースリソースのあらゆる組み合わせで簡単にアクセスする選択が可能となり、より広範囲にアクセス可能な費用対効果の高い新価格が主な利点です。
レンダリングは、レンダリングジョブとデジタルアセットの間に依存する高度な分散演算集約処理です。レンダリングパイプラインは、同じレンダリング処理の何千ものクライアントインスタンシエーションで構成されます。Deadlineは、この分散ジョブを調整するパイプラインマネージャです。
Amazon Web Services (AWS)によるThinkboxの買収以降、クラウドの伸縮性と柔軟性を活用しつつクラウド上でのレンダリングをオンプレミス同様にシンプルに行うにはどうすればよいか、多くのお客様からご質問をいただきました。Thinkbox社は、ダイナミックライセンスや改良されたリモート接続サーバーといった、オンプレミス展開のために新しく改良された機能を提供し続けると共に、Deadline 10では、Deadline上にて新しいAWS Portal機能を数回クリックするだけでクラウドレンダリングを行うための第一歩となります。
Deadline 10には、AWSで使用できるAutodesk社 3ds Max、Maya、Arnold向けのDeadlineの従量ライセンスが含まれており、Thinkboxマーケットプレイスにて提供しています。また、Chaos Group社のV-Rayもマーケットプレイスに追加され、現在ThinkboxパートナーであるFoundry社のNUKEおよびKATANA、Next Limit社のMaxwellおよびRealFlow、NVIDIA社のIrayおよびMental Ray、Redshift、そしてPeregrine Labs社のYetiも参加しています。
オンプレミスレンダーファームをシンプルかつ安全に拡張することができるDeadline 10は、お客様の既存のAWSアカウントを経由してAWSとネイティブに統合します。自動的にお客様のオンプレミスファームに接続し、トラッキングと同期を行うためにAWSインスタンスをローカルアセットサーバーと自動的にタグ付けして、レンダリングが開始する前に適切なファイルを全て確実に転送します。Deadline 10には、フレキシブルなサードパーティ製品のライセンス認証オプションがあるので、AWSのリソースを使用するお客様は、Thinkboxマーケットプレイスからソフトウェアライセンスを購入し、既存のライセンスを展開したり、その2つの組み合わせを活用することができます。
新しいリモート接続サーバー機能は、公衆のインターネット経由でリモートおよびクラウドベースのレンダーファームへの安全な接続や相互作用を強化し、間接的な通信オーバーヘッドを削減し、データ転送を高速化します。ダイナミックなライセンシングによってDeadlineスレーブは、フローティングライセンスと従量ライセンスとの切り替えが可能なため、ユーザーはレンダーノードを設定せずにAWS Portalでレンダーファームを拡張することができます。また、サードパーティ製品の従量ライセンス向けの新しい無制限オプションを使用することで、AWSリソースをタップするだけでレンダーファームを伸縮自在に発展させることができます。