Krakatoa MX 2.1.8 変更リスト(公開β版)
2013年3月12日現在
重要な変更
タイムチャンネルフォーマットの変更
- particle_istream内にあるすべての時系列チャンネルは、3dx max整数型 ティックではなく浮動小数点の少数秒として扱えるようになりました。
- ティックとしてのAgeやLifeSpanを含んだ古いPRTファイルは、浮動小数点の少数秒として透明な形でロードし、以前のようにレンダリングします。
- これまでは、BINファイルはFloatとしてAgeを含んでいました。そのため以前のバージョンでは、BINファイルとパーティクル フローもしくはAgeを含んだPRTファイルを、ティックで同時にレンダリングすることは不可能でした。同じように秒で時間を表現するStokeサポートを追加したことにより、Maya版Krakatoaや他の製品と同じように広く一般的に単一表示ができるようになりました。Frost v1.3.5の新しいビルドも、今回の変更に適応するように公開されています。
- 古いシーンでのパーティクルの保存の設定では、右のリスト(Channels To Save)からAgeやLifeSpanのエントリを削除して、フォーマットをInt64からFloat32に変換するときに追加しなおす必要があるかもしれませんのでご注意ください。
- 今回の変更によって、前もってFloatに変換することなく、直接AgeをLifeSpanから分けることができるようになりました。
その他の変更
PCacheのリセット
- PCacheとLCacheの状況は、メモリ内で最後にレンダリングされたフレームを保持するのがデフォルトです。メモリは「ファイル」 > 「リセット」や「ファイル」 > 「新規」の直後には解放されませんでしたが、レンダラが変更されたり、新たなレンダリングが始まる場合だけ解放されていました。それ自体はメモリリークではありませんが、予期せぬ反応だったため、修正しました。
PRT Loaderの改善点
- PRT Loaderの「>>」メニューを使ってWindowsのクリップボードからパスを貼り付けるとき、周りの引用符が削除されます。Windowsのエクスプローラーで、SHIFTを長押ししながらファイル名を右クリックすると、Windows OSの「パスとしてコピー」機能にアクセスできます。この変更により、PRT Loaderにパスを直接貼り付けることができるようになりました。
- デフォルトパスが無効の場合C:\\がデフォルトになるように、PRT Loaderの「Add…」ボタンに有効なデフォルトパスのテストを追加しました。
PRT Volumeの改善点
- 「CLEAR Material」オプションをPRT Volumeの「>」メニューに追加しました。
PRT Surfaceの改善点
- PRT Surfaceにオプションとしてビューポートの境界を追加しました。
- PRT Surfaceで生成された法線が、以前はレンダリング時に消失していたので、修正しました。
PRT Clonerの改善点
- 0-100に制限されていたPRT Clonerのランダムシードの幅を修正しました。
MagmaFlowとActiveType
- すべてのOutputチャンネルに直接サポートを追加しました。「Out*」とタイプしてアウトプットにアクセスしてください。例えば、「OutPos」ではPositionのOutputノードが生成されます。一度生成されると、そのチャンネルは同じOutputノードが生成されるのを避けるため、リストから消えます。
- ActiveTypeにおける桃色の記述を修正しました。
- ActiveTypeにおける「Vector」エイリアスの値を修正しました。
- InputTexmapノードのPerturb Modeが壊れていたので、修正しました。
Particle Data Viewer
- 「Position」チャンネルが2列目に表示されないときのビューポート内のパーティクルデータの表示を修正しました。
- 対応するPRTオブジェクトのリストにStokeを追加しました。
その他の修正点
- VFB拡張機能での新しいソースフィルターのツールチップにおけるコピーアンドペーストのエラー数点を修正しました。
- v2.1.7で追加された新しいPRTレンダリングオプションが、間違って偶発的に不要のプロパティとして内部に示されていました。重大な問題ではありませんが、正しくないので修正しました。