Krakatoa MX 2.2.0 変更リスト
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2013年6月18日現在
主要な新機能
- Krakatoa MYとSRではすでに搭載済みの機能であるParticle Repopulationを、PRT Clonerモディファイアに追加しました。
- GlobalとPer-Channelメタデータと「PRT 1.1 file format I/O」をサポートしました。同一フォーマットがKrakatoa MY 2.2.0とKrakatoa SR 2.2.0 でサポートされ、3ds MaxとMayaや他で実装している座標系とスケール間のシームレスな処理が可能になりました。
- Global メタデータ経由の「単位変換」の実行。「LengthUnitInMeters」はファイルスケールに対して1標準設定を1メートルスケールと定義づけました。
- Globalの「CoordSys」メタデータ値と、チャンネルの意味論の解釈(Point(ポイント)、Vector(ベクトル)、Orientation(オリエンテーション)、Rotation(回転))を特定するPer-Channelの「Interpretation」メタデータ値経由での「座標系の変換」を実施しました。
- インストーラーは3ds Max 2014 64ビットに対応しました。
PRT Loaderにおける改善点
- PRT 1.1 メタデータをサポートしました。
- 自動ユニットと、Globalメタデータに関連したPRT1.1ファイルの座標系を変換しました。
- Krakatoa File Sequence ManagerにはPer-Channelの「Interpretation」メタデータと同様、PRT1.1のGlobalメタデータを表示します。
- 以前のバージョンでは0.0になっていたRealFlowのBINファイルのDensity(密度)チャンネルが、KrakatoaのDensity(密度)チャンネルとの衝突を避けるために、RFDensityとして搭載されます。
PRT Clonerモディファイアの改善点
- Random Seedはアニメーション可能になり、全ての関連するモード(Spherical, Repopulation)に適用可能です。
- Source(ソース)チャンネルとディストリビュート(分散)パーティクルのチャンネルは、どちらも保存やMagmaを通してのアクセスが可能になります。
KrakatoaのUI
- Multi-Threaded LoadingがSystem Preferencesと共にMain Controlsに組み込まれ、デフォルトではオフになっています。オンにすると、複数のシーケンスに含まれるPRT Loaderを高速化できます。
- VFB 拡張機能内のGlobal Overridesのエクスポージャーが壊れたり、Global Channel Overridesの生成と設定が不可能でしたが、その点が修正されました。
Magmaの改善点
- NearestParticleノードにはParticleQueryノードを挿入できるボタンがあります。
- Magma ScaleチャンネルではVectorとFloatの両方の値を設定できるようになりました。
- Customチャンネル名に、PRTフォーマットの特性によって有効な「_(アンダースコア)」を使うことができます。
- デポ内の元の位置より下回ったドロップ位置のノード作成を禁止していた「Dragging and Dropping nodes from the Depot(デポからのノードのドラッグアンドドロップ)」を、Bottomに設定しました。 これが、ノードがデポのベースラインの下にドロップされるときだけ使えなくなりました。つまり、デポの下側に落とせば、ドラッグがキャンセルされます。
- InputChannel listのリストの先頭への設定が壊れていたので、修正しました。
- PRT SurfaceがMagmaにおけるInputPaticleオブジェクトとしてサポートされました。
- 「Switching the Node Type(ノードタイプの切替)」では違うノードが選択されていましたが、これを修正しました。
MAXScript エクスポージャー
- FranticParticles.KrakatoaParticleOStream()コンストラクタメソッドを KrakatoaParticleOStream()のグローバル機能に置換しました。この方法を使用する関連したシッピングスクリプトが更新され、サードパーティ製のスクリプトには多少の変更が必要です。
- FranticParticles.KrakatoaParticleOStream()はファイルを正しく閉じられず、CSVのファイル作成に失敗していました。この点を修正しました。
- ストリームのgetChannels()メソッドは、文字列の配列でなくチャンネルごとの文字列に戻しました。Particle Data Viewerの関連コードとパーティクルストリームのサンプルスクリプトは段階的に更新されました。