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Deadline 7

柔軟なビルトインクラウド対応で、プライベートおよびパブリックリソースを活用

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スケーラブルな大容量演算管理ソリューションの最新バージョンでは、アーティスト、アーキテクト、エンジニアの方々がパブリックおよびプライベートのクラウドでリソースを活用できる、ビルトイン式のVMX機能を提供します。

「Deadline 7では、ユーザーがポップアップのクラウド™をセットアップし、需要に応じていつでもどこでも計算することができます。私たちは、既にローカルでレンダリングしている会社向けに積み上げ方式で提供してきました。Deadlineユーザーは、コンピュータを多く購入しなくても、VFXであろうがAECであろうが、あらゆるアプリケーション向けに必要なだけクラウド内でリソースをスプールすることができます。」とThinkbox Software社の創設者Chris Bondは述べます。「VMX Cloud Wizardを使えば、ユーザーは約30分でクラウド内に計算ファームを作成し、その後このインストレーション上での拡張や、より洗練されたクラウドパイプラインを社内パイプラインの延長線上に作成するために参照先として使用することができます。」

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クラウドサポートの強化に加え、Deadline 7は「Jigsaw」マルチ領域レンダリング機能に対するサポートを拡張し、Autodesk ® 3ds Max®、AutodeskMaya®、The FoundryのMODO、McNeelのRhinoでアクセス可能になりました。また、Deadline 7は、画像形式の変換だけでなくアニメーションのQuickTime化やビデオの作成、コンタクトシート、エクスポートされた画像の上にウォーターマークエレメントの作成といった典型的なポストレンダリングタスクを自動化するために設計された、Thinkbox社の軽量コンポジットおよびビデオ処理プラグインのアップデート版Draft 1.2を導入しました。

 

Deadline 7に含まれる主要機能:

  • VMXの統合Deadline 7は、Virtual Machine Extensionビルトインおよび接続可能なクラウドサポートを追加したことにより、Amazon EC2、Microsoft Aruze、Google Cloud Platform、およびOpenStackなどを含むプライベートおよびパブリックのクラウドソリューションとそのままインタラクティブに動作するようになりました。複数のクラウドソリューションが、既存の非クラウドレンダーノードやワークステーションレンダリングと共に同時に使用する事ができます。
  • 拡張した「Jigsaw」マルチ領域レンダリングAutodesk® Maya®、The Foundry社のMODO、McNeel社のRhino向けに、「Jigsaw」機能のサポートを追加しました。Deadlineにおける高度なワークフローによって、ユーザーは、複数のレンダーノード間で作業を分割することで、既存のフレームやシーケンスの断片をレンダリングまたは更新するために、任意サイズの領域をいくつでも定義することができます。
  • アップグレードされたデータベースMongoDBバージョン2.6を使用したDeadline 7は、そのままシャーディングをサポートするようになり、これまでより優れた水平スケーリングや、データベース設定の構成や冗長データベースシステムの設定を容易にするためReplica Set名を特定することも可能になりました。
  • 新しいアプリケーションのサポートおよびftrack統合Deadline 7では、Adobe® After Effects® CC 2014、Solid Angle社のArnold for Side Effects Software’s Houdini、Maxon社の Cinema 4D 16、Render Legion社のCorona、Blackmagic Design社のFusion 7、The Foundry社のNUKE 9、Next Limit Technologies社のRealFlow 2014のサポートを追加しました。さらに、ftrackがDeadlineと統合し、シームレスなレンダリングとデータフローのレビューが可能になり、アーティストはレンダリングをモニタリングする必要がなくなります。
  • 強化されたUI – ユーザーとの対話を最適化するため、Thinkbox社はQtおよびPyQtライブラリをバージョン5にアップデートし、より多くのカラーコントラストを提供しつつ、4Kを含むより大きな解像度でのスケーリングに優れている新しいFusionベースのテーマを提供します。Deadline 7はユーザー定義のカラーパレットを再導入し、理解しやすいジョブ進捗バーのみならず、アプリケーション向けのカスタマイズ可能なフォントや Monitor用のデフォルトレイアウトも組み込まれています。
  • Slaveスケジューリングおよびアイドル検出 – Deadlineは、一日の時間割に基づいて、マシンがアイドル状態になるようにSlaveの開始や終了をスケジューリングすることができます。また、マシンの最新CPU占有率やRAM使用量をチェックすることもでき、もし特定の処理が実行中であればSlaveの起動前にチェックすることができます。最終的には、マシンの使用が再開されるとSlaveを停止させることができ、使用できる全ての演算リソースは、より簡単にアクセス・使用できるようになります。
  • ローカルSlaveの制御アーティストは、Slaveを制御できるのみならず、マシン上で起動しているSlaveの状態を確認することができます。また、ローカルSlaveがどのジョブ(全ジョブ、自身のマシンから投入するジョブのみ、あるいは特定のユーザーから投入されるジョブ)を取得するかを設定することもできます。
  • 共有Slaveライセンス認証同じマシン上で起動している全てのSlavesがライセンスを共有するようになり、追加のライセンスを使用しなくても、一台のハイパフォーマンスマシンで複数の3Dを処理できるようになり、コンポジットとシミュレーションのジョブを同時に実行します。
  • Draft 1.2 – 最新バージョンのDeadlineプラグインは、ライセンス認証を改善しただけでなく、OpenColorIO、ASC CDL LUT、ユニコードに対するサポートを追加しました。
  • ジョブ依存関係の更新Monitor内の「Job Dependency View」を通して、依存関係をテストし、依存ノードに表示される結果を確認することができるようになりました。Job、Asset、Scriptの依存関係は、現在「Job Properties」内の同じページにあり、個別の依存関係にオーバーライドやノートを設定できます。
  • 能率的なプールおよびグループ管理プールおよびグループ管理ダイアログ内のSlaveリストは、使用可能な全コラムのフィルタリングをサポートするようになりました。Monitorでリスト化されたSlavesを右クリックすると、選択されたSlaveのプールやグループを簡単に修正できます。
  • Pulseの冗長性DeadlineのPulseアプリケーションを起動しているユーザーは、複数のPulseを実行し、その中の1つを選択してPrimaryに設定することができます。もしPrimaryがシャットダウンやクラッシュした時はDeadlineのHousecleaning実行中に検出され、別のPulseが起動しているときはプライマリとして選択されます。