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Deadline 7.2がリリースされました

2015年9月30日水曜日

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Thinkbox Software社は、Deadline 7.2のリリースを発表致します。

Deadline 7.2は、Thinkbox Software社のスケーラブルな大容量演算管理ソリューションの最新バージョンであり、有益な新機能やバグ修正が数多く含まれています。

新機能としては、レンダリングした画像から動画の作成やテンプレートスクリプトを作成せずにファイル変換を実行するための新しいQuick Draftオプションが含まれます。また、NIM LabsのNIMパイプライン管理ツールとの連携によって、NIM Renderの作成が可能になり、ジョブの完了時にサムネイルと動画をNIMへアップロードすることが自動化されます。Side Effects Software社のHoudiniに対するサポートを強化し、「Jigsaw」領域レンダリング、HServerインタラクティブレンダリング、そしてHQueueシミュレーションノードのスライス化に対応しました。

ご注意: このバージョンを実行するには、新しい7.2ライセンスが必要となります。Deadline 7.1以前のライセンスをお持ちの方は、ライセンスのアップデートが必要です。また、Deadline 7.2に同梱されるDraftのバージョンも、新しい1.4ライセンスが必要です。Draft 1.3以前のライセンスをお持ちの方は、ライセンスのアップデートを行って下さい。

 

機能のハイライト

以下は、Deadline 7.2で重要な機能です。リリースノートの完全版は、Deadline7.2ユーザーマニュアル(英語)をご覧下さい。

新しい「Quick Draft」オプションをジョブサブミッタに追加

レンダリングした画像から簡単に動画の作成やDraftテンプレートスクリプトを作成せずにファイル変換を実行することができる新しいQuick Draftオプションが、大部分のジョブサブミッタに追加されました。それに代わり、Deadlineに同梱されるDraftテンプレートが使用されるようになったため、Output Type、Codec、Resolution、Frame Rateといった設定を表示させることができます。

NIMとのインテグレーション

パイプライン管理ツールであるNIMへのサポートが追加されました。これには、自動的なRender作成、およびサムネイルと動画のアップロードが含まれます。After Effects、Cinema 4D、Hiero、Maya、およびNukeサブミッタにインテグレーションオプションとしてNIMを選択することができます。その他アプリケーションに対するサポートは、NIMでのサポートが開始された時に追加されます。

Slaves向けのGPU活用設定

Slaveに対するGPU活用を、CPU活用を設定するのと同じ方法で設定できるようになりました。これらのGPU活用の設定は、ジョブのレンダラーが対応している場合にそのレンダリングに対して使用するGPUを設定するためにDeadlineのアプリケーションプラグインで使用することができます。現時点では、GPU活用の設定は、RedShiftレンダラーを使用時にMayaおよびSoftimageプラグインで使用する場合に有効です。

例えば、4GPU搭載のマシン上でSlaveを2つ実行している場合、GPUの活用を設定すると、一方のSlaveはGPU 0および1を使用することができ、もう一方のSlaveはGPU 2および3を使用することができます。これらのSlaveがRedShiftジョブをレンダリングする際は、使用したいGPUをRedShiftに渡すので、各レンダリングはGPUを2つだけ使用します。

よりスマートなタスクエラー処理

Repository Options内のJob SettingsのFailure Detectionセクションにオプションが追加され、ジョブの直前のタスクでエラーが発生した場合、Slaveがそのジョブに対して次に有効なタスクを選択できるようになりました。これによりSlaveは、同じジョブのレンダリングで失敗を繰り返さず、エラーの後にそのジョブに対して他のタスクを実行させることができます。このオプションは、デフォルトでは無効化されていますのでご注意ください。

新しいアプリケーションのサポート

After Effects CC 2015、Cinema 4D 17、DJV 1.1、Guerilla Render、Houdini 15、Houdiniの HServer、modo 901、Realflow 2015、TVPaint、およびVRay for Sketchupに対するサポートが追加されました。

アップグレードされたDraft

Draftがバージョン1.4へアップグレードされ、画像に対する圧縮方法およびクオリティ設定が導入されました。また堅牢性が改善され、さまざまなバグも修正されました。