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Autodesk 3ds Max用のStoke MX 2.0をリリース

2014年6月3日(火)

3Dデータのリミックスを含む機能拡張; プロシージャルなジオメトリの改変

カリフォルニア州ロサンゼルス(2014年6月3日) – 本日Thinkbox Software社は、Autodesk® 3ds Max® 用のプラグインを全面的に再構築したStoke MX 2.0の発売を開始いたしました。Stoke MX 2.0は、パーティクル、フィールド、メッシュ、レベルセットを含む3Dデータを取り扱う新しいメソッドを導入し、複雑なシミュレーションを迅速に、かつ高いコントロールレベルで生成、同期を行います。これまでは別々に提供されていたプロシージャルジオメトリモディファイアのGenomeをStoke MX 2.0に追加したことによって、3ds Maxユーザーは、独自性があり、パワフルで、合理的なツールを手に入れることができます。Stoke MX 2.0ユーザーは、フレキシブルI/Oによって、サードパーティ製アプリケーションおよびレガシーパーティクルシステムの両方からデータを簡単に扱うことができるようになり、また専用の環境効果(atmospheric effect)によって既定値のスキャンラインやV-Rayを含む様々な3ds Maxレンダラーでフィールドをレンダリングできるようになります。

 


Torbjorn Olsson氏ご提供のスクリーンショット

「Stoke 2.0は、かつて見たことのないコントロールレベルを3ds Maxユーザーに与えてくれ、アーティストがFX、ダイナミクス、ジオメトリ改変を実行する方法を間違いなく変えてしまうでしょう」と、S2 Games社のCG シネマティックディレクターであるTorbjorn “Tobbe” Olsson氏は言及しました。

「我々の社内チームは、Stoke 2.0ができるカッコいいことを全て明らかにしようとしています。そのツールは驚くほど素晴らしく、これを使用したプロジェクトは刺激的です。これまで不規則変動を待たないと実現できなかったルックを、ユーザーが本質的に芸術的な運用ができるのです」と、Thinkbox Software創設者のChris Bondは述べます。

 

Stoke MX 2.0に含まれる主要機能:

  • 数学関数、3ds Maxテクスチャマップ、ジオメトリやパーティクルおよび様々なソースからのボリュームデータを使用したプロシージャルフィールドの生成。
  • 高度な問題を解決するためのノードベースの理論に基づいた履歴非依存型および履歴依存型のフィールドシミュレーション機能。
  • Dreamworks社のOpenVDB (.VDB)、Sony Pictures Imageworks社のField3D (.F3D)、Sitni Sati社のFumeFX (.FXD)を含む、業界標準のボリューメトリックデータファイルの読み書き機能。
  • 専用のStoke Field Forceオブジェクトによる、MassFXリジッドボディシミュレーション、mClothシミュレーション、Hair&Furヘア ダイナミック、FumeFXシミュレーション、そしてParticle FlowやCebas社のThinking Particlesを含むネイティブまたはサードパーティ製パーティクルシステムなどの3ds Maxサブシステムとの統合。
  • 頂点および面反復用の新しいGenomeオペレータ、並びにGenomeプロシージャルモディファイア内部からの直接的なFieldデータサンプリング。
  • Particle Flowパーティクルの移流と制御を可能にするStoke Field Followオペレータ。カスタム選択フィールド経由でイベントロジックも定義できます。
  • Stoke Fieldテクスチャマップを経由する3ds Maxマテリアルシステムとの統合。
  • Thinkbox社のKrakatoa MXとFrost MXプラグインと統合するための、専用のフィールドからパーティクルへの変換オブジェクト。
  • 3ds Maxの環境効果サブシステムに対応するあらゆるレンダラーでStokeフィールドをレンダリングするための環境効果。

 


Stoke MX 1.0および2.0の比較とStoke統合環境のグラフ表示。

Stoke MX 2.0は、インタラクティブ操作用にはワークステーションライセンスを、Thinkbox Software社のDeadlineネットワークマネージャを使用したレンダーファーム上におけるシミュレーション処理用にはネットワークシミュレーションライセンスをそれぞれ提供しております。ネットワークシミュレーションライセンスは、個別に追加購入が可能です。現在Genomeライセンスをお持ちの方、並びにサブスクリプションが有効なStoke MX 1.0の既存ユーザーの方は、無償でStoke MX 2.0 へアップデートしていただけます。15日間の評価ライセンスのご要望、またはStoke MXの価格などの詳細に関しては、インディゾーンまでご連絡下さい。

>> Stoke 評価ライセンスの申請はこちら

>> Stoke 製品情報はこちら

その他、お問い合わせはこちらまでご連絡下さい。

 

[ Thinkbox Software社について ]

Chris Bondによって2010年に創設したThinkbox Software社は、プロダクション導入済みのビジュアルアーティスト向けのツールを開発し、各製品に対応の良い質の高いサポートを行っています。エンターテインメント、工業、またはデザイン業界で使用されるThinkbox社製品には、レンダリングやファイル処理で使用される大容量データ管理ソフトウェアであるDeadline®や、アーティスト主導のソフトウェアツールがあり、VFX、アニメーション、デジタルシミュレーション用のデータセットの作成、ビジュアライズ、修正が可能です。

 

[ 株式会社インディゾーンについて ]

インディゾーンは、当初3次元グラフィックスワークステーションであるシリコングラフィックス(SGI)社のワークステーションユーザーの為の周辺機器と サービスを行う会社として1996年5月に設立されました。 現在のビジネスの主体は上記の周辺機器中心から徐々に、HP社ワークステーションおよびWindows、Apple社MacintoshベースのCGおよ びノンリニア編集システムや各種映像装置の販売・保守を中心に、インターネット上のオンラインショップ及びWebコンテンツの制作業務を行っています。近 年では3DCGソフトであるカナダのSide Effects社のHoudini日本国内総代理店やPixar Animation Studios社のRenderManの正規国内販売店及び英国The Foundry社の3DコンポジットツールNukeの日本代理店などのクリエイターに人気の高い製品や立体視メガネやディスプレイといったVR(バーチャ ルリアリティ)製品などの販売を通じて業界内で確固たる地位を確立しています。