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Krakatoa SR がリリースされました!

2013年3月14日

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カリフォルニア州ロサンゼルス(2013年3月11日) – Thinkbox Software社は、Microsoft WindowsおよびLinuxオペレーティング システムに対応し、あらゆる3Dコンテンツ制作アプリケーションにも統合できる、Thinkbox Software社によるボリュームパーティクル レンダラーのスタンドアロン版 Krakatoa SR のリリースを発表しました。

Krakatoaは、以前よりAutodesk 3ds Max版およびAutodesk Maya版が販売されており、高度に最適化され、大幅にマルチスレッド化したCPUベースのレンダリングエンジンで、専用のハイエンド・グラフィック・アクセラレーションを搭載していない多くのWindowsまたはLinuxオペレーティング システムのハードウェア上(ノートパソコンやレンダーノードを含む)で問題なく使用することができます。Krakatoa SRは、PythonベースのインタフェースおよびC++ APIの両方を使用して、The Foundry社のNukeやSide Effects Software社のHoudiniのような様々な3Dコンテンツ制作アプリケーションと連携させることができます。

 

Krakatoa SRの主要機能には以下のものが含まれます:

  • 様々なフィルタ モードやモーションブラー、および被写界深度カメラ効果を利用した、パーティクルデータのポイントまたはボクセル表示、およびOpenEXRファイルに出力するHDRIレンダーパス
  • パーティクルごとのColor、Emission、Absorption、Density、およびその他多数に対する制御とともに、Additive (加算)およびVolumetric (ボリューメトリック) シェーディングモデルの両方を同時にサポート
  • 様々なライト スキャッタリング アルゴリズムに対応。ジオメトリおよびDTEXマップの両方から得る高品質なセルフシャドウやオクルージョン。
  • 既にキャッシュされたパーティクルに対して、オフセット、リタイム、結合、および修正することが可能な、Krakatoaの.PRTファイル シーケンス、RealFlowのBINファイル シーケンス、そしてCSVシーケンスのパーティクルの読み込み
  • ポリゴン メッシュのボリュームや数値計算用アルゴリズムからのプロシージャルなパーティクル生成
  • レンダリング時に、低いカウント(low-count)のシミュレーションを高いカウント(high-count)のパーティクルクラウドに変換するための、Particle Repopulation (パーティクルの再増殖)

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「私たちは、アーティストたちに、彼らが可能な限り想像できる方法で私たちのツールを展開して欲しいと思います。」Thinkbox Software社の創業者 Chris Bondは、言います。「Krakatoa SRは、ソフトウェアの強力なボリューメトリックパーティクルのレンダリング性能を活用するためのさらに多くのものに適応することを可能にし、また、ユーザーがこれを採用して、どのようなものが作成されるか心待ちにしています。」

「私たちの既存のツールセットにKrakatoa SRを統合するのは容易で、あまり苦労せずに稼動させることができました。」実際の人体データを基にした素晴らしいハイエンド3Dビジュアライゼーションで賞を受賞したクリエーター、Anatomical Travelogueのソフトウェアエンジニア Arun Ramasamy氏は言います。「私たちはThinkbox開発チームから安定したサポートを受け、eyeon Software社のFusionの機能的なパーティクルレンダリングのパイプライン向けにKrakatoaの開発を進めることができています。」

「Krakatoa SRは、驚くほどシンプルなAPIを通じて、私たちにKrakatoaのパーティクルレンダラーの力を活用させてくれます。」Anatomical Travelogueのソフトウェアエンジニア Sven Thomas氏は加えます。「私たちはただ必要なチャンネルを選び、パーティクルをレンダラーに渡すだけで、驚くほど速く結果を確認することができます。」

Ambient Entertainmentのビジュアルエフェクトスーパーバイザー Haggi Krey氏は、2013年後半に3Dでリリース予定のアニメーションフィルム「Tarzan」で、Krakatoa SRを使用しています。

「私たちが「Tarzan」で流体パイプラインをNaiadに切り替えたとき、高品質なパーティクルレンダリングができる手法を探しており、当時、Krakatoa SRを入手できることにかなり興奮しました。」とHaggi氏は、当時のことを明かします。「オープンソースのOpenMayaフレームワークとPartioライブラリをベースにKrakatoa SRを導入することに成功し、現在、各ソフトウェアから任意のパーティクルシステムでも読み込んで、Krakatoaでレンダリングすることができます。Krakatoaがなければ、私たちのいくつかのショットにおいて必要なクオリティーを得ることができませんでした。」

 

Krakatoa SRは、他のKrakatoa製品(Krakatoa SRおよびKrakatoa MX)が使用するネットワークレンダリングのライセンスと互換性があります。

評価用ライセンスについて

Krakatoa SR の15日間の評価用ライセンスの申請は、こちらのフォームよりお願いします。

>> Krakatoa SR の製品概要や機能紹介

>> Krakatoa SR およびその他Thinkbox製品のご購入はこちらnx.gif