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Thinkbox Software社がNAB 2015でDeadline v7.1を初披露

2015年4月13日月曜日

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新バージョンに高度なAECアプリケーションへのサポートを追加

ネバダ州ラスベガス(2015年4月13日) – 本日、ネバダ州ラスベガスで開催中のNational Association of Broadcasters (NAB) Showにおいて、Thinkbox Software社は、Windows、Linux、Mac OS Xベースのレンダーファーム向けの柔軟性なハイボリューム演算管理システムの最新バージョン、Deadline 7.1を初披露しました。ビルトインクラウドのサポートや最新の3Dアニメーションツールとの一体化に加えてDeadline 7.1は、Autodesk社の AutoCAD、VREDおよびVREDCluster; CSI社のCSiBridge、ETABS、SAFEおよびSAP2000; EnergyPlus; そしてBentley Systems社の MicroStationといった高度な建築、エンジニアリング、建設(AEC)アプリケーションにも対応するようになりました。Thinkbox Software社は、NAB期間中にRenaissance Hotel Las Vegasのスイート、およびFileCatalyst社のブースSL8505において、Deadline 7.1のデモンストレーションを行う予定です。

Deadline 7.1は、先般導入されたビルトインVMXサポート上に構築し、VFXおよびAECの両ユーザーがオンデマンド演算を行うためにパブリックおよびプライベートクラウドのリソースを活用することができます。また、Slaveメトリクスおよび統計の更新、balanced/weightedジョブスケジューリングに対する強化、フォント同期の拡張などが含まれています。また、QuickTimes、サムネイル、および他の成果物の作成と処理のような典型的なポストレンダリングタスクを自動化するために設計された軽量型コンポジットおよびビデオ処理プラグインDraftの更新バージョンが、Deadline 7.1に新しく追加されました。

「Deadline 7.1は、AECのプロフェッショナルたちが有益なデータとレンダリング管理ソリューションによりアクセスしやすくなるための重要な一歩です」と、Thinkbox Software社創設者のChris Bondは述べています。「我々は、AECユーザーが直面する問題を認識しており、AECユーザーのベースをなんとか拡張しようと努めてきました。今回、AutoCADやMicroStationなど業界をリードするアプリケーションへのサポートを追加したことによって、これらのユーザーが、オフィス内で、またプライベートまたはパブリッククラウドを経由して、Deadlineのリソースを活用できるようになりました。」

主要なDeadline v7.1の機能に含まれているもの:

  • サードパーティー製アプリケーションへのサポート: AECおよびプロダクト ビジュアライゼーションユーザーは、Autodesk AutoCAD、VREDおよびVREDCluster; CSI社の CSiBridge、ETABS、SAFEおよびSAP2000; EnergyPlus; およびBentleySystems社のMicroStationに対応しました。またDeadline 7.1は、以下のメディア&エンターテインメントアプリケーションに対するサポートも導入しました。Adobe Media Encoder、Natron、Nuke Studioの Frame Server、 およびChaos GroupのV-Ray for MODO。
  • アプリケーションのサポートを強化: Deadline 7.1を更新し、以前から対応済みであったAutodesk 3ds Max 2016、Autodesk Maya 2016、Side Effects社Houdini 14といった3Dアニメーションアプリケーションの最新バージョンが含まれます。また、Deadline 7.1は、Corona Rendererの分散レンダリング、LuxRenderのLuxSlave分散レンダリング、RenderManのRIS for Mayaを含む、以前から対応済みのアプリケーションの新機能にも対応出来るようになりました。
  • Draftの更新: Draftの新バージョン(v1.3)には、ACES 1.0 LUTsのほか、EXRデータおよび表示ウィンドウへのサポートの追加が含まれています。また、TileおよびJigsawレンダリング用に大きな画像をアセンブルする際のメモリ使用量とパフォーマンスを最適化しました。
  • 改善されたbalancedジョブスケジューリング用のロジック: Deadlineのbalancedおよびweightedジョブスケジューリング設定にEnhanced Balancing Logicオプションを追加した結果、ジョブ間のSlavesがより一定に分散されるようになりました。
  • 新しいSlaveメトリクス: Slavesは、Network I/O、Disk I/O、Swap使用量を報告するようになったため、Monitorから確認できるようになりました。この情報は、Slaves用に集められる統計にも保存されます。さらに、レンダリング用のSwap使用量は、完了時にジョブのタスクおよび統計内部に保存されます。
  • 改善されたSlave統計リポート: Slave Resource Usage FarmリポートはSlaves Overviewファームリポートという名称になり、各段階(例: ジョブの開始、レンダリング、アイドリング、オフライン、停止、無効化)においてどのくらいの数のslavesが存在するかを含む新しい統計を表示します。また、新しいAvailable/Active Slavesチャートも、使用できる、且つアクティブなSlavesの数を表示します。これらのレポートの両方に、クラウド内でも、レンダーノード上でも、あるいはワークステーション上でも、与えられた領域に対するSlavesを表示するためのオプションがあります。
  • 拡張されたフォント同期: Deadlineに同梱されている新しいFontSyncイベントプラグインは、Slaveアプリケーションがジョブをレンダリングする前に、あるいはSlaveが最初に起動するときに、Mac OS XとWindows上でフォントを同期するために使うことができます。一般的なこのFontSyncイベントプラグインは、After Effectsプラグインのフォント同期オプションに替わるもので、現在ではDeadlineにおける全てのプラグインタイプに対して動作するようになりました。
  • 柔軟な画像ビューア環境設定: これまでMonitorには、Taskリストから画像を見るときに使うビューアを最大3つまで指定できるオプションがありました。現在は、画像を確認するときにビューアへ送られる、オプションのコマンドラインアーギュメントを設定することができます。
  • スタンドアロンのWeb Serviceアプリケーション: DeadlineにはスタンドアロンのWeb Serviceアプリケーションが同梱されるようになり、Repository Optionsの中の新しいWeb Serviceページを使って設定することができます。
  • 保護されたジョブ: ジョブに「protected(保護された)」プロパティが追加され、そのジョブのユーザー、スーパーユーザー、または保護されたジョブを扱う許可を得たユーザーグループに所属するユーザーに対して、ジョブ削除の制限を有効化できるようになりました。そのジョブは、Deadlineの自動ハウスクリーニングからも保護されます。

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Deadline 7.1は最終ベータテストの段階にあり、まもなくご入手いただけます。価格を含めたDeadlineに関するお問い合わせは、インディゾーンまでご連絡頂くか、こちらにてご確認下さい。