使用許諾
使用許諾
Krakatoaのライセンス管理にはマクロヴィジョン社が提供するFLEXnetが採用されています。
- Krakatoaでは単一のシステム上でのみ動作するノードロックライセンス、あるいは構成にライセンスサーバを必要とするフローティングライセンスを利用できます。
- Krakatoaを初めて起動した際に、FLEXlm License FinderによるKrakatoaライセンスの選択ウィンドウが表示されます。 -Krakatoaを開始する前に、Thinkbox Software社からKrakatoaのライセンスを取得し、またサーバライセンスの場合はFLEXlmライセンスサーバを構成する必要があります。 -ノードロックライセンスの場合はサーバ構成を必要とせず直接ご使用できます。
- ラインセンスがインストールされていない場合、Krakatoaは評価版モードとして起動します: -レンダリング出力にウォーターマークが入ります。 -ネットワーク上へのパーティクルのレンダリングおよび保存は無効となります(ローカルでのPRTシークェンスおよびパーティションは可能です)。
1)評価版ライセンス
Thinkbox Software社 SoftwareはKrakatoaの全ての機能を15日間自由に利用できる評価版ライセンスの配布をしています。この期限を過ぎるとKrakatoaは以前の評価版モードに戻ります。
ライセンスを必要としないKrakatoa評価版モード
Krakatoaは次の制約を受けた上で、ライセンスを必要とせず無期限に動作します。
- スレーブモードでのレンダリング(ネットワークレンダリング)は利用できません。
- レンダリング出力には“KRAKATOA”のウォーターマークが入ります。
有効なライセンスを取得すると、次のようにウォーターマークが入らなくなります。
2)ノードロックライセンス
多くのユーザは単一の3ds Maxインストレーション上でKrakatoaを使用しており、シンプルなノードロックライセンスを利用しています。ノードロックライセンスはマシンネームおよびコンピュータシステムの物理的なイーサネットアドレス(NICアドレス)を照合します。
ノードロックライセンスの設定
- あなたのコンピュータに関する情報(マシンネームとイーサネットアドレス)をThinkbox Software社社に送付し、ライセンスファイルを取得してください。ライセンスファイルの保存先にはライセンスマネージャツールと同じ保存先を選ぶことが推奨されています。(標準設定 c:\Program Files\Thinkbox Software社\Krakatoa\etcフォルダ)
- 3ds Maxを起動し、Renderingダイアログボックスを開いてください。共通設定タブで”レンダリングを割り当て”パネルまでスクロールダウンし、”プロダクション”の項目でKrakatoaを選択してください。もしまだ設定済みのKrakatoaライセンスがなかった場合はFLEXlm License Finderウィンドウが表示されます。
- Specify the License Fileを選択し、Nextボタンをクリックしてください。
- BrowseボタンをクリックしてKrakatoaのライセンスファイルを指定してください。前述の標準保存先を指定している場合、ライセンスパスは c:\Program Files\Thinkbox Software社\Krakatoa\etc\krakatoa.lic となります。Nextボタンをクリックして次に進んでください。
- FLEXlm License Finderは設定が完了しているかを確認します。Finishボタンをクリックしてウィンドウを閉じてください。
- 有効なノードロックライセンスの検出に成功すると、Krakatoaのスクリプト化されたGUIとパーティクルレンダリングが利用できるようになります。 (システム管理者の方へ: 一度パスの指定が成功すると、ノードロックライセンスはWindowsレジストリのMy Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\FLEXlm License Manager\FRANTIC_LICENSE_FILE. にあるFRANTIC_LICENSE_FILE追記されます)
3)フローティングライセンス
ライセンスが複数のユーザ間で共有され、かつ明確なライセンスの所有者が居ないようなプロダクション環境においては、FLEXlmライセンスサーバを使用したフローティングライセンスモデルが採用されるべきでしょう。
ライセンスサーバの設定
- あなたのマシンに関する情報(マシンネームとイーサネットアドレス)をThinkbox Software社社に提出し、ライセンスファイルを取得してください。ライセンスファイルの保存先にはライセンスマネージャツールと同じ保存先(標準保存先にはc:\Program Files\Thinkbox Software社\Krakatoa\etc\YourPlatform\)を選ぶことを推奨されています。
- スタートメニューのKrakatoaエントリからLicense Manager Toolsアプリケーションを実行し、Config Servicesタブに切り替えてください。このショートカットがない場合は、KrakatoaインストーラあるいはWindows のプログラムの追加と削除ユーティリティを使用してインストールした機能を変更し、プラットフォームにライセンシングツールを追加してください。
- Service Nameドロップダウンリストをクリックし、新しいFLEXlmライセンスサービスの名称を入力してください。例:「Krakatoa」
- Path to the lmgrd.exe fileメニューの隣にあるBrowseボタンをクリックしてlmgrd.exeを指定してください。デフォルトでは c:\Program Files\Thinkbox Software社\Krakatoa\etc\YourPlatform\ に保存されています。
- Path to the license fileの隣にあるBrowseボタンをクリックしてThinkbox Software社より提供されているライセンスファイルを指定してください。
- 重要: “Path to the debug log file”にはあなたの選択するログファイル名を指定してください。
- 重要: “Use Services”および“Start Server at Power Up”チェックボックスは、コンピュータの起動時に実行されるWindowsサービスとしてライセンシングサーバを登録するために使用します。
- Save Serviceボタンをクリックして変更を保存し、サービスを登録してください。
- Start/Stop/Rereadタブに切り替えると、リストの中に登録したばかりのサービスを確認することができます。
- サービスを選択し、“Start Server”をクリックしてください。
ワークステーション上でのライセンス設定
- 3ds Maxを起動し、Renderingダイアログボックスを開いてください。基本設定タブでAssign Rendererパネルまでスクロールダウンし、プロダクションレンダラスロットにKrakatoaを設定してください。もしまだ設定済みのKrakatoaライセンスがなかった場合はFLEXlm License Finderが表示されます。
- Specify the License Serverを選択し、Nextボタンをクリックしてください。
- Nextボタンをクリックしてライセンスサーバのホスト名を入力してください。Nextボタンをクリックして次に進みます。
- FLEXlm License Finderは設定が完了しているかを確認します。Finishボタンをクリックしてウィンドウを閉じてください。
- 正しい機能をサポートしている有効なライセンスサーバの検出に成功すると、Krakatoaのスクリプト化されたGUIとパーティクルレンダリングが利用できるようになります。 (システム管理者の方へ: 一度パスの指定が成功すると、ライセンスサーバの名称はWindowsレジストリのMy Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\FLEXlm License Manager\FRANTIC_LICENSE_FILE. にあるFRANTIC_LICENSE_FILEに追記されます)
レンダーノード上でのライセンス設定
スレーブモードでレンダリングした際にライセンスを要求するポップアップが表示されなかった場合、レンダーノードに必要な登録キーを追加しなければなりません。次のzipファイルに必要な登録エントリが含まれています: krakatoa_license_registry_files.zip
- このファイルを解凍し、テキストエディタの関連のあるファイルを開いてください(32bit Windows には 32_bit_key.regを64bit windows には 64_bit_key.regを使用します)。
- “your-license-server”と入力されている値をライセンスサーバのホスト名に書き換えてください。(例:”FRANTIC_LICENSE_FILE”=”@license_server2″)
- 各マシンで(ダブルクリックするなどして)起動し、レジストリにライセンスサーバのエントリを追加してください。